ヒブワクチンの追加接種が「7-13か月後」になりました

12月20日に厚生労働省が、「ヒブワクチン」を追加接種する時期について、「初回接種から7~13か月後」と明記する通知を都道府県に出しました。21日には朝日新聞等(1)でも報道されています。

これまで「おおむね1年後」というあいまいな表現で、11-13か月と解釈するのが通例だったので、単純計算では4か月接種時期が早まることになります。先にお伝えしたように、日本小児科学会は、1歳になったらなるべく早く追加接種することを推奨していました。これはヒブ(インフルエンザ菌b型)髄膜炎に罹ってしまうリスクが、1歳代前半のお子さんの方が1歳代後半のお子さんより高いこと、追加免疫の効果は初回免疫から6か月の間隔があれば効果が十分であることを踏まえたものです。

今回の通知は、「子ども達を守る」という点において、医療現場と行政が歩み寄った跡を垣間見ることができます。すでに1歳過ぎ早期に追加接種を行っていた当院としては、案外早くことが動いたなあ、という印象でした。ちょっと早いクリスマスプレゼントです。尽力された方々に感謝いたします。

『ヒブの追加接種は1歳を過ぎたらなるべく早くうけましょう!』

(1)http://www.asahi.com/science/update/1220/TKY201212200953.html

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