待合室に本棚ができました

 4月末に本棚を待合室に新調しました。当初は本が間に合わず、来られたお母さんから「家にある本を持ってきましょうか?あんまり立派なのにさびしいので」とのご提案もありました。すこしずつ絵本を増やし、6月末までに300冊を揃えました。それでも本棚のやっと3分の1程度ですが、自信をもって良書と思える本を選んでいます。といってもベースになっているのは我が家で長男が1 歳の時から配本をお願いしていた長崎の「童話館」や東京の「絵本の店・星の子」から取り寄せた絵本達ですが。
 実際はにぎやかな待合室では読み聞かせは難しいですよね。ですから本との出会いのお手伝いがちょっとでもできればとのささやかな気持ちで並べています。お気軽に手にとって眺めていただければ幸いです。
 早速お気に入りの絵本ができた子もいます。「恐竜の本が読みたいです」と診察室で話してくれた子もいます(「恐竜図鑑入荷しました!」)。
 絵本の力については、別の機会にも述べたいのですが、私自身出会えてよかったと心底思います。絵本を読み聞きながら子ども達は「ことば」を、そして「ものがたり」をからだのなかに蓄えていたのだなあということを実感できる日が突然やってきたりします。
 絵本だけでなく、育児の真っ只中にいるお母さんお父さんに読んでほしい本、小学校高学年から大人まで楽しめる元気が出る本も並べています。ちなみに私が4か月で9kg痩せた時の「バイブル(?)」も隅の方にありますよ。

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